Newファミコンと旧ファミコンの画質差 RGB編
この記事は2004年に書いたものです。
概要
RGB化したNewFCとRGB化した旧FCの画質を比較する。
実験方法
映像のキャプチャにはMTV2000を使用する。設定は640x480ドット、S入力
RGBからS信号への変換には秋月通商のキットを用いた。
RGB信号からビデオ信号へ変換するのは情報の劣化を招くが、条件のそろった 画像取得手段を考えると、これが最良と判断した。S信号で有れば、 さほどの情報劣化は生じないはずである。
結果
- RGB出力化旧ファミコンの映像
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- RGB出力化Newファミコンの映像
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旧ファミコンではRGB化しても縦線が残るが、Newファミコンでは縦線は 見受けられない。
結論
旧ファミコンはRGB出力化改造を施しても縦線ノイズが残る。 Newファミコンを改造すれば縦線ノイズはほぼ無い。
Newファミコンは生産中止となっているが、どうせRGB出力化改造数なら、 何とかNewファミコンを入手した方がいいだろう。
また、ファミコンの縦線ノイズはPPUよりも基板に起因する要因が強い と考えられる。ただし、今回実験に使用したRGB出力化ファミコンは、 Newファミコンがファミコンタイトラーより摘出したPPU、 旧ファミコンがC1の保守部品として入手したと思われるPPUなので、 PPUの違いの可能性もないでもない。
P.S.
ファミコン内蔵テレビC1とかファミコンタイトラーでは縦線ノイズは
あるのだろうか?気になるところだが、ファミコンタイトラーはともかくとして、
C1の入手は絶望的だろうなぁ。
今後の予定
今後、未改造のNewファミコンをRGB出力化改造する予定である。 そして、縦線ノイズが基板に由来するものなのか、 PPU自体によるものなのかを検証する予定である。
注意
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履歴
- 2004/06/17
- 実験・HTML文章作成
- 2025/02/03
- html修正