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自分自身のための ものづくり
/ RGB活用テクニック

ファミコンのビデオ出力化

工作難易度:普通, 部品入手難易度:普通

本記事では、1989年バージョンの基板のファミコン本体を改造する。

概要

RF出力しか持たないファミコン本体をコンポジットビデオ信号出力に改造する。

バッファアンプを組み込むスペースを捻出するため、RFユニットを排除する。 RFユニットは電源の5V化も兼ねているので、いっそACアダプタを5V安定化のものに 交換する。ACアダプタは秋月通商で売っている 5V 1.0A のものがちょうどいい。

映像・音声とACアダプタのコネクタをつけるのが面倒なので、私はコードを 直付けにした。

材料

加工

手順

  1. バッファアンプを組み立てる
  2. ふたを開け、基板を取り外す
  3. 基板上のRFユニットを取り外す
  4. 基板の所定の場所に配線し、バッファアンプ、ケーブルに配線する
  5. 配線などを確認し、動作確認
  6. ふたを閉じる

バッファアンプの組み立て

NJM2267を用いたビデオ信号用バッファアンプを組み立てる

ファミコン内部のコンポジットビデオ信号は2Vp-pなので抵抗で1/2に分圧。 分圧した信号を下図のINに加える

NJM2267使用バッファアンプ 回路図

図は2回路分になっているが、本改造では1回路分でいい。

基板上のRFユニットを取り外す

基板上のRFユニットの半田を半田吸い取り器と半田吸い取り線などで吸い取り、 ユニットを取り外す。

RFユニット分離

配線する

RFユニットを取り外した端子部分に配線する。

先の写真の丸穴が並んでいる部分に、 左から順に、

を半田付けする。

ACアダプタのマイナスとバッファアンプのGNDは長穴に半田付けする。

配線確認・動作確認

配線などが正しく行われているかを確認し、できてたらモニタに繋いで動作確認する。

蓋を閉じる

動作確認したら蓋を閉じて完成。

注意

当記事は正しいことを書くように心がけて記述してはおりますが、 勘違い・間違い・うっかりミスなどが混入しているおそれがあります。 当記事を参考にして行った工作などの結果について、 爆竹銃はいっさい責任を持ちません。

当記事の内容に間違いなどがありましたら 掲示板にて報告していただけると幸いです。

何か質問などがありましたら 掲示板に書き込んでいただければ、気がつき次第お返事いたします。

履歴・著作

2004/02/26:加工

2004/02/27:HTML文章作成

by 爆竹銃 @自分自身のためのものづくり